最近新しいアプリを始めた。(そこ、ポケモンしろとか言わない)
そのアプリでは、登場するキャラクターとVR機能を使ってコミュニケーションが取れるとか云々。これは体験してみるしかない。
そう思い、電化製品店に突撃。さーてVRゴーグルの値段は…
4,980円(税別)。
高ぇ…高ぇよ…
別に一回二回楽しむごときに5,000円も払いたくない。そう思って別のVRゴーグルを探していると、紙製の安いやつを発見。
980円(税別)。
うーん…
結論。
値段のレートがよくわからん。
結局買わずに帰って来たものの、せっかく実装されているのだからVR機能を堪能したい。
悩みに悩んだ結果、ついにこの結論へと辿り着いた。
VRゴーグルが無いなら作ればいいじゃない!
暴論もいいところだが、なんだかすごく乗り気だったので早速作成開始。
まずは必要な素材を探す。
Google大先生に訊いたところ、どうやら箱と凸レンズがあれば作れるっぽい。凸レンズかぁ…
空箱と段ボールはあっさりと見つかったものの、凸レンズがなかなか見当たらない。そもそも凸レンズが余ってる家の方が珍しいと思うが
これではVRゴーグルを作ることができないので、方向性を変えてみることに。
そもそも、VRゴーグルってどういう原理なんだ?
疑問を立てたものの、実はなんとなく原理については理解している。
VRに対応した映像は2つの画面に分かれている。一見同じ映像が並んでいるようにも見えるが、実際は微妙に位置や角度が違う。これは、左眼・右眼で見たときの映像を映しているのである。左眼の視覚情報と右眼の視覚情報は脳で一つの情報として処理され、それが認知する映像となる。VRはこの仕組みを利用している。
つまり、凸レンズを使うのは、左眼で左側の映像、右眼で右側の映像だけをはっきりと見るためなのだ。
…ということは、左眼で左側の映像を、右眼で右側の映像を見ることができれば凸レンズなんて要らないんじゃないか?
「お前は何を言ってるんだ」
という人のためにざっくりと説明すると、スマホに映った2つの映像を真ん中で仕切り、左眼では左側の映像だけを見て、右眼で右側の映像だけを見るようにすれば、結果的に凸レンズを使った方法と近似すると言えるのだ!(ドヤ顔)
というわけで、早速作ったのがこちら。
…うん。
手作り感が半端ない。
早速アプリを起動してVR体験開始。
…お?おおお?
なにこれすげぇ。立体じゃん。
装着(?)直後は2つの映像を別々に見てる感(語彙が足りなくて説明しきれない)があったが、徐々に映像が一つに。ちゃんと立体の映像として映し出されたのだ!(迫真)
特に設計図を書くこともなく、思いつきで作り始めたものの、小一時間ほどであっさりと完成。見た目さえ気にしなければ普通に使える。
いやー。VRゴーグルって作るの簡単なんだね。
夏休みの工作にでもいかがでしょうか。
[追記]
VR映像(2つに分かれている映像)は「交差法」という方法で見ても立体視することができるっぽいです。というかできました。交差法についてはググって見てください。『交差法 やり方』とかで検索すれば簡単に見つかると思います。交差法はややコツが要りますが、慣れれば簡単にできるようになるので、「VR体験をしてみたいけど、別にVRゴーグルを買うほどじゃない」という人は交差法を試してみてもいいかもしれません。ただし、交差法をすると目がすこぶる疲れるので、やりすぎには注意しましょう。
さらに追記
このVRゴーグルでVR体験を楽しめるのは、画面が2分割されている映像に限定されます。ようつべに投稿されている魚眼レンズで撮ったような映像は凸レンズを使わないとVR体験ができないのでご注意ください。