どうも。あずきです。
5月なのに熱中症になりました。暑い日が続いてますので、みなさんもお気をつけください。
さて、みなさんはDiscordを使っているでしょうか。
まあ使ってますよね。人類が生み出した最高のコミュニケーションツールなので、使ってない方がおかしいくらいです。当然ですね。
重ねて質問ですが、みなさんはマイクを気にしたことがあるでしょうか。
今回はそんなお話です。
もくじ
僕氏、マイクを購入する
事の発端はDiscordでオタクたちと会話していたときのこと。
オタク「あずきさん、マイクの音ガビってますよ」
僕「マジ?????」
確認したらマジだった。当時使ってたワイヤレスヘッドセット(Logicool G933s)の電波が他の電子機器と干渉して、ザラザラした音になっていた。
主に干渉していたのは電子レンジとWi-Fiルーター。電子レンジはともかく、Wi-Fiルーターは部屋が狭く他に置く場所もなかったので、干渉は避けられない。Wi-Fiを5GHz帯で使うことである程度避けることはできるものの、他の機器を2.4GHz帯接続すると干渉してしまった。
ちなみに、G933s以外のLogicool製品でWi-Fiルーターと干渉したことがないし、G933sも他のWi-Fiルーターで干渉したことがない。謎。
おま環と言われればそうなのだが、これからも使うものでもあるので、僕の環境に合う物を見つけなければいけない。
僕自身がBluetoothのマイク音が好きではないため、相手にも聴かせたくないという思いから使わないようにしている。無線は音質的にはあまり良くないのだが、EQを弄ればそれなりに通話に問題はない。
・・・のだが、無線が電波干渉でダメなら、ちゃんとした有線マイクを購入するかと決めた。そんな瞬間だった。
そんな理由でHyperXのQuadCast(16,000円くらい)を購入。
今思えば、この行動が全ての元凶だったのかもしれない。
ちなみにQuadCast自体はめちゃくちゃいいマイクで、少しデカい以外に特段文句の付けようはなかった。オススメです。
僕氏、マイク沼に落ちる
QuadCastを使い始めて半年くらいして、突然マイクに興味を持ち始めた。よくない傾向だよそれは(経験則)
理由としては単純にカラオケでmyマイクを使いたくなったため(当時新型コロナ渦中)
色々調べてたら、
オーディオインターフェイスがどーのとか
ダイナミックとコンデンサーがこーのとか
マイクの指向性がうんぬんかんぬんとか出てきた。
困惑。
こんなに複雑なんだな・・・
マイク舐めてたわ・・・(マイクは舐めるものではない)
別沼としてヘッドホン好きという一面もあるので、周波数とかの話はある程度わかるものの、まさか電気回路の話まで出てくるとは思わなんだ。なるほどな?(わかってない)
まとめサイトとかようつべとか見ながら調べた結果、ShureのSM58(中古で11,000円くらい)と(買わなくていいのに)YAMAHAのAG06(18,000円くらい)を購入した(あーあ)
AG06より安くコンパクトなAG03もあったが、購入当時AGシリーズが軒並み品薄で、奇跡的に定価より安く買えたのがAG06だった。何故かAG03の方が高い(25,000円くらいした)という逆転現象が起きていたので、なんで???となってた。
SM58の音はすごく良かったし、僕の声質との相性も良かった。
でもUSBで接続できるQuadCastが便利だし見た目がかっこいいので、SM58はあまりPC接続で使うことはなかった。
そう、(折角買ったのに)SM58は使わなかったのである。なんでやねん
ダイナミックマイクを使うことはほぼなかったものの、オーディオインターフェイスにヘッドセットを接続するとマイク音質が向上するという話を聞き、マイク音質の良いと言われるヘッドセット、EPOSのH6PRO Open(23,000円くらい、すごい高い)を購入。
H6PROはゲーミングヘッドセットとしては珍しく開放型(セミオープンにあたる)で、音場の広さと自然な装着感がある・・・と評されている。
ヘッドホンの音質は非常によく、開放型ならではの通りの良い中高音域と、開放型とは思えない豊かな低音域が表現されている。開放型全般の欠点として細やかな音は苦手としているものの、RPGなどの広いフィールドで音場を楽しみたいゲームには最適だと思った(レビュー)
マイク音質もヘッドセットとは思えない!・・・ほどではないにしても、イヤホンのインラインマイクや安っぽいヘッドセットに比べれば低音の集音にそれなりに強く、スカスカした音ではないなと思った(レビュー)
正直求めていたほどのマイク音質ではなかったものの、ヘッドセットにしてはクリアなマイク音質と、圧倒的に良いヘッドホンの音質で満足度は非常に高いと感じた。
ちなみにH6PROには密閉型(Closed)モデルが存在する。どちらかといえばこっち(Closed)がめちゃくちゃオススメ。高いけど。
元々ヘッドセットを使ってたこともあり、外付けマイクよりはヘッドセットを使う方が自然だったため、基本H6PROを使い、ヘッドセットを変えたい時(主にワイヤレスを使いたい時)はQuadCastを使い分けることにした。
僕氏、何故かQuadCastを買い替える
過去数回に渡って実施したゲーミングPC強化作戦で、PCが(無駄に)光り始めた頃、マイクも光らせたくなった。
なんで?????
特に深い理由などなかったが、当時PCを赤以外の色に光らせたくなった僕は、性能がよく現在進行系で使っているQuadCastのRGB版であるQuadCast S(中古で16,000円くらい)を購入した。
マジでなんで?????
今思えば本当に謎である。
お前オーディオインターフェイスもダイナミックマイクも買ってるじゃん。
QuadCastだって文句なしに使ってるじゃん。
なんでなん??????????しつこい
ちなみに、QuadCast Sと無印の違いは色変更の可否と端子の形状、価格くらいである。外格と性能は全く一緒。わざわざ買い替える必要はあったのだろうか?(純粋な疑問)
余談だが、ゲーミングPCのビジュアル面を弄り始めた人は、何かと光らせたくなる時期が絶対に来ると思っている。
僕も少し前まではビガビガに光らせると強そう(小並感)という気持ちで、ありとあらゆるものを光らせていた。
こだわりがない光り物はダサいということに気付くまで2年もかかってしまった。当時の僕、早く気付けよ。
以上余談でした。
ところが、折角買い直したにも関わらず、QuadCast Sを長く使うことはなかった。
そもそもヘッドセット派の僕が外付けマイクを使うこと自体あまり多くなく、前任のQuadCastですら出番がそこまで多くなかったのである。当然ですね。
QuadCast Sに別れを告げることになった最大の原因。それは運命の出会いにあった・・・
僕氏、マイクに初恋をする
みなさんはドスパラに行ったことはあるだろうか。
専門的な知識と初心者にも優しい案内で、サポートも充実しているPC専門店のドスパラである(ステマ)
ドスパラに限った話ではないが、大体のPCショップには展示品がある。
マウスやキーボードといったゲーミングギアやヘッドセット、組んだPCの展示もある。
特段目を引くのは、モニターやチェア、ディスプレイ等を揃えた環境再現ブースだろう。
ブースでは大抵の場合、ストリーマーのセットが展示されている。マルチモニターにカメラ、マルチコントローラー等の機材が『なんか凄そう感』を醸し出すには最適だからだと勝手に思っている。
その『なんか凄そう感』の中に、一際存在感を放つものがあった。
それがShureのSM7Bである。
SM7Bというマイクを知っているだろうか。
詳しくは知らなくても、ストリーマーやYoutuberの配信を見ていれば、知らずとも目にしていることはあるだろう。
やや細長く大きめな胴体で、重厚感のある光沢のない黒色の、明らかに高そうなあのマイクである。
実際、とても重い(765g)し、とても高い(53,000円くらい)
しかし、それでも皆が買うだけの性能は備えているし、欲しくなるだけのビジュアルをしている。
初めてドスパラに行ったその日、
僕はマイクに初恋をした。
僕氏、クソ高いマイクを買う
2022年12月某日。世の中が来たるクリスマスに心を震わせている頃、僕はスマホを眺めて両手を震わせていた。
SM7Bが、安くなっている。
衝撃だった。
SM7Bは超人気のマイクであり、セールは滅多にしないし、中古ですらなかなか出回らない。
セールしても2〜3,000円安くなれば御の字だろう。
ところが、セールでは40,000円程度。
15%ほどの値下げである。
これは本当にSM7Bなのか?????
疑いの目で見る僕。
震える両手。
ギリギリの通帳。
――2日後、僕の元に1つの箱が届いた。
買っちゃった♡♡♡
物欲には勝てなかった。だって安かったんだもん。仕方ない(別に安くもない)
ありがとうサウンドハウス。
ありがとうセールを教えてくれたTwitter。
ありがとう貯金をしていた過去の僕。
はじめまして、恋心。
僕氏、ガチ恋を拗らせハーレムをつくる
奮発して購入を決めたSM7Bだが、ダイナミックマイクの特性としてゲインを得辛いという欠点があるとの噂。一応使用しているAG06で直付けでも運用できるだけのゲインは取れるらしいが、僕はマイクを口元から20〜30cmほど離して使うことが多いため、おそらく音量が足りなくなると予想した。
事前に手元にあるSM58でAG06に直付けして試してみたが、ほぼゲインMAXで丁度いいくらいだったので、SM58より音が小さくなるSM7Bはもっと音が小さくなると思うので、解決策を講じることにした。
SM7Bの購入と併せてマイクプリアンプも買おうと調べてたのだが、青いアレとか爆弾のアレはまあまあ値段がするので、サウンドハウスで売られていたClassic ProのCSB1という製品を購入。
他のプリアンプが10,000〜25,000円ほどの中で、CSB1は4,000円程度と脅威の安さにも関わらず、しっかりとゲインを確保できるしノイズも少ないので、かなりコスパはいいと思いました、まる。
ちなみにCSB1はプリアンプではなくブースターと言うものらしい。よくわからん。
肝心のマイク音質ですが、正直僕からはよくわかりません(笑)
自分でマイクの音を聞くわけではないので、当然といえば当然ですね。
他オタクによると、音質はQuadCast Sから明らかに変わったようです。前よりも自然な音声になったと言われました。
なおQuadCastの時も声にフォーカスされていて聞きやすかったらしいです。買い替えた意味is何
ただ、目線を上げればいつもSM7Bが僕に微笑みかけ(幻覚)、そばにいてくれる安心感(自分で設置)と確かな存在感(視界不良)は、何にも代えがたいです。
なにより、所有欲がどちゃくそ満たされます。幸せです。好きだぜ(大胆な告白)
QuadCastの時は「ヘッドセットあるからいいか・・・」と思い使ってなくても、高いマイクがあると「もったいないから使うか!」という思考になるのが不思議。
今まで外付けマイクを使わなかったのが嘘のように、外付けマイク”しか”使わなくなりました。極端すぎる
ここまで色々揃えると楽しくなるのがガジェットオタクの悲しき性。ついに併せて使うヘッドホン探しの旅を始めました。
・・・すぐに運命の出会い(Audio-technicaのATH-M50xBT2)を果たし、旅は早々に終わりを告げるのですが、それはまた別のお話。
そして2023年2月。またもや運命の歯車が動き出しました。
Audio-technicaのATH-M50xがヘッドセットになるらしい。
しかもマイクはAT2020と同等の性能らしい。
なんだそれは。
衝撃だった(2回目)
ATH-M50xはヘッドホン沼から僕を連れ出してくれた救世主 −メシア−であり、一生使い続けると誓った運命の存在である。
そんなATH-M50xがヘッドセット化・・・?
しかもコンデンサーマイクの人気モデルであるAT2020を取り付けて・・・?
必死にネットを探した。もう半端なく探した。
しかし、予想通り超人気すぎてどこにも在庫などなかった。
泣き崩れる僕(泣いてない)
毎日Googleで検索する僕(見つからない)
レビュー動画を見る僕(止まらない物欲)
そして2023年4月、奇跡が起こる。
在庫があった。1つだけ。
うぇ〜い
オタクくん見てる〜?(大勝利)
手に入れたぞ。ATH-M50xSTS(23,600円)!!!
PCポン付けできるUSBタイプもあったが、マイク関係はオーディオインターフェイスで一括管理したかったのでXLRタイプを購入。
そもそもUSBタイプはどこにも売ってなかった。
取り扱っててくれてありがとうe☆イヤホン。
ここで問題発生。ATH-M50xSTSもSM7B&CSB1もファンタム電源が必要で、AG06では2chにファンタム電源が取れないため、この構成ができないことに気付いた。ので。
買ってやったぜAG06 mk.2!!!(23,000円)(破産)
色を統一したかったので黒色を選択。
無印とmk.2では、
- 1-2chのファンタム電源対応
- ミュートボタンの追加
- 4極プラグの対応
が主な変更点となっている。
基本性能も若干向上しているらしいが、相変わらずモニターのホワイトノイズは残ってるし、オタクに指摘されないので音質に大きな変わりはなさそうだなと感じた。
こうして僕は大量の諭吉を生贄に、初恋とガチ恋と救世主 −メシア−のハーレムを形成することに成功したのである。なんだこれ
僕氏、冷静に分析する
まとめです。
ここまで長文にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
あと少しで終わるので、ここまで来たら惰性でお付き合いください。
沢山金を出して色々と購入してきた僕ですが、結論から言えば、
一般オタクがDiscordのためにクソ高いマイクを買わなくていい。
これに尽きます。マジです。
配信するなら金は出し得です。これもマジです。
ただ、買って後悔しているかと訊かれると、それは違うと胸を張って答えられます。
僕は欲しくて買ったのであって、覚悟を持って諭吉を捧げたからです。後ろ指をさされても怖気付いたりしません。これが僕の生き様です。
みなさんがこの記事に何を期待しているかはわかりかねますが、多分Discordや配信でマイクを導入したい人が見てるんだと思います。それか暇なオタクですかね(チクチクことば)
配信者にはそれなりのマイクはオススメできます。音質の良さは視聴者の満足度に直結するからです。それでもオーディオインターフェイスまで必要か?と言われると微妙ですが、あった方が何かと便利なので、投資はアリだと思います。
対してDiscordやSkype等でオタク談話する程度なら、クソ高い投資をしてまで導入するメリットはないな・・・というのが素直な感想です。
もちろん、導入して損はないです。所有欲が満たされて幸せになりますし、YAMAHAのAGシリーズは音量調整等しやすく、とても便利です。
ただし、マイクは自分の快適さとはあまり関係ない部分であり、ヘッドホンやモニター、マルチコントローラー等のデバイスに比べると優先度はかなり低く見ていいと思います。
少し意地の悪い言い方ですが、相手がどう思うか気にしないなら、Bluetoothや端末付属のマイクでもいいです。最近は性能が上がってますからね。
それでも音がいいマイクを使いたい!という人は、ポン付けで使えるUSBマイクは本当に便利です。
というか、いちいち入力デバイスを変えないならUSBマイク1本あれば全く問題ないです。
ネットでUSBマイクは音が悪い!とか言ってるのは7割くらい嘘です。レコーディングしないならUSBマイクでオーバースペックなくらい音質がいいです。マジです。
本気でオススメなのはAudio-technicaのAT2020USB-Xです。僕も欲しい(必要ない)
無理して買うくらいなら、オーディオインターフェイスは導入しなくてもいいと思います。あると便利ですが、USBマイクと比べるとコストが3倍以上に跳ね上がります。高いよ
でもあると便利なので、本気で配信したい!ゲーム実況したい!という人は是非導入を検討してみてください。
最後に
この記事を書いていて、あまりにも多くの諭吉を捧げている事実に直面してビビりました。
お金を使うって怖いですね。
消費者金融には手を出すなよ!!!(0敗)
おしまい