140字以上つぶやき

主にゲームの事とか。気まぐれで別の何か。

【デレステ】ゲオの低遅延無線イヤホンでデレステした話

※この記事にはリベンジ記事が存在します。そちらもどうぞ↓
azukiss.hatenablog.com
 
 
どうも。あずきです。
 
僕はアイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージというゲームが好きなんですが、いわゆる音ゲーでイヤホン事情に難航してたりします。
というのも、僕が使用している端末『iPhone11』にはイヤホンジャックが存在せず、いちいちLightning-3.5mmジャック変換ケーブルを使ってイヤホンを使えるようにしないといけないのですが、これがとにかくめんどくさい。
変換ケーブルを持ち歩くのが面倒だし、抜き差しが多くなるとコネクタ部が損傷しやすくなるし、何より充電しながらプレイできない。クソ仕様のオンパレード。
無線イヤホンだと遅延が大きすぎて話にならないので、そもそも論外・・・と思っていたのですが、GEOで気になる商品が並んでいたので貯まりまくっているPontaポイントで購入してきました。
 

完全ワイヤレスイヤホン(超低遅延)価格は2,999円(税込)
 
パッケージの扉部分を開けるとこんな感じ

意外にもしっかりした作りのように見える
 
裏面には詳細なスペックが記載

この価格帯でSBCだけでなくAACコーデックに対応しているのは驚き。これからSBC/AAC両対応は当たり前になりそう。
 
箱の中身

イヤホンL/R、充電ケース、充電用microUSB、イヤーキャップ、取説。充電用ケーブル短すぎないか?
 
触ってみた感じ作りはすごくしっかりしてる。僕はヘッドホン派なので無線イヤホンに触れる機会はあまり多くないですが、多分同じ価格帯の謎中華イヤホン買うくらいならこっち買った方がいいと思うくらいにはしっかりしている。一応インナーパッドタイプ(iPhoneに付属しているイヤホンみたいな形状のやつ)もあるが、どう考えてもカナルタイプの方が優秀なのでこっち一択。どうしてもカナルタイプが耳に合わない人や宗教上の理由がある人はインナーパッドタイプでもいいかもしれない。
デレステ目的で買ったので音質はそれなりにあればいいか・・・と思っていたが、試しに曲を聴いてみたら度肝を抜かれた。
 
・・・普通に音質良くないか?
 
ちゃんと聴けば低音・高音が潰れ気味で音の広がりはイマイチだが、普段ハイレゾ音源で聴いているような人や、音に強いこだわりを持っている人じゃない限りはあまり気にならない程度じゃないかと思う。3,000円で購入できるイヤホンにしては音質がかなりいい。有線に匹敵する、あるいはコンビニで売っている謎ブランドのイヤホンよりも遥かに音質がいいかもしれない。特にiPhoneで音楽を聴いている人で、ながら聴きをする人には丁度いいと思う。iPhoneAACより上の高音質コーデックに対応していないし、そもそも音楽にこだわりがある人はiPhoneで音楽なんて聴かないし、イヤホンはおろか無線なんてもってのほかだろう(当然)
GEOワイヤレスイヤホンシリーズのハイエンドモデルとして、4,999円(税込)のノイズキャンセリング付きイヤホンがあるが、そっちの音質も気になるところ。機会があったら買ってみるかもしれない。
 
さて本題に入ろう。追加で2,000円払えばハイエンドモデルが購入できるにもかかわらず、何故このモデルを選んだのか。それは何といってもパッケージでも推している『超低遅延モード(65ms)』が搭載されているモデルだからである。多分SBCコーデックのLow Latency(低遅延)モードのことだとは思うが・・・とにかく使ってみる。
 
まず通常モードでデレステをプレイ・・・するまでもなく、楽曲選択画面で1秒以上の遅延を確認したので即終了。こんなんじゃ音ゲーにならないよ
 
次は超低遅延モードを起動してプレイ開始。結論から言うと、「遊べなくはないが快適ではない」くらい。
速度9.6、タイミング±0でノーツ0.8個分くらいの遅延。タイミング調整でギリギリ補えなくはないくらい。なんというか・・・うーん、微妙?
難易度MASTER程度なら遊べるが、MASTER+やコンセントレーションを採用すると流石に看過できないくらいの遅延に感じる。わかりにくいがデモプレイの動画を作ったので共有。
youtu.be
イヤホンやヘッドホンを装着して視聴してもらえばわかると思うが、映像と音に微妙な遅延が発生している。多分この動画を見た限りでは「あれ?普通に遊べそうじゃね?」と思うかもしれないが、実際にプレイしてみると遅延は結構感じる。デレステの判定が優しいためなんとか遊べる程度に収まっているが、これがもっと判定の厳しい音ゲーだとすれば、正直このイヤホンで音ゲーをするのはオススメできない
 
そもそも『65ms』という遅延がどれほどのものか?という話について。
デレステは(多分)60fpsのゲームなので、65ms(65/1000秒)を60fpsに換算すると、その値は3.9/60fps。約4フレームの遅延ということになる。勘のいい皆様なら既にお分かりのことと思うが、この4フレームという遅延はあまりにもデカい。RPGやパズルゲームといった、音がなくても成立するゲーム(画面と音の一致がそこまで重要視されないゲーム)においては問題ない程度だが、音ゲーやシューティング、ハイスピードアクションなどの音と映像のリンクが重要視される作品においては、4/60fpsの遅延は敗北に直結する。普段ゲームをやらないような人でもわかるくらいの遅延である。
一般的に人の脳は40ms(40/1000秒)以下を認識できないらしいが、40msを60fpsに換算すれば2.4/60fps。30fpsなら1.2/30fps。これくらいの差なら人によっては普通に認識できるんじゃないか?僕も調子よければ気付けるかもしれない。無線で音ゲーを楽しむなら、せめて1/60fps以下、15msを下回るくらいは必要じゃないかと思う(1/60fps≒16.67ms)
一応低遅延の無線コーデックはあるようだが、iPhoneAACより高速の無線コーデックに対応していないので使用不可(おそらくこの先対応することもないと思われる)で、他機種でも対応している端末は多くない。というか他の端末にはそもそもイヤホンジャックがついていることが多いので、無理して無線イヤホンを使う必要がない(本末転倒)
 
長々と書き連ねてきたが、結局のところこの商品で音ゲーは『向いてないけどやれなくはない』という評価が妥当じゃないかと思う。
ゲームの快適さはともかく、カジュアルに音楽を楽しみたい人や、ゲームのBGMが聴こえれば満足という人にはコスパ最強の商品なんじゃないか?というくらいにはオススメできる一品でした。
ノイキャン付きの方も気になるので、お財布と相談しつつ機会があればそっちもレビューします。
 
 
[2022/6/12追記]
負けっぱなしは悔しいので、環境を変えて再度挑戦してみました。
azukiss.hatenablog.com

 
 
おしまい